皆様ようこそアジア太平洋気管支協議会 Asian pacific association for bronchology and interventional pulmonology (APAB)のホームページへ!
2005年藤澤武彦前理事長が中心となり任意団体としてアジア太平洋気管支協議会が設立されましたが、この度2018年3月15日千葉市から特定非営利活動法人(NPO法人)アジア太平洋気管支協議会として設立認証されました。
発展途上国が多いアジア太平洋地域では、環境要因の悪化などによる疾病構造の変化、特に肺がんを初めとする呼吸器系疾患の増加と共にその実態解明が喫緊の課題です。そのためアジア太平洋地域の各国が連携し、課題を検討しながら呼吸器疾患の情報を共有し、定期的な討議を行い、呼吸器疾患の早期発見および予防に貢献することが重要であると考えます。一方アジア太平洋地域の診断レベルには大きな差異があり、特に肺がん診断における気管支内視鏡の手技を含めた診断にその差異は顕著であります。こうした観点からアジア太平洋地域における呼吸器疾患の早期発見・予防の平準化と高度化を目指し、特に肺がん・結核などの診断に不可欠な気管支内視鏡の普及を目的とした協議会が新たに設立されました。
前理事長がその知力と熱意をもって設立し発展させてきたこのアジア太平洋気管支協議会を引き継ぎ、更なる進歩ならびに各国の気管支鏡医に知識の普及を目指すことは、大変名誉ある事でもあります、また身が引き締まる思いであります。
最後に、アジア太平洋地域の気管支学、特に気管支内視鏡手技の発展を望むと共に、健康増進、福祉増進に寄与することを誓います。そして関係各位の皆様のご協力並びにご指導を賜りますようお願い申し上げます。
特定非営業活動法人アジア太平洋気管支協議会 理事長
澁谷 潔
千葉大学医学部附属病院 成田赤十字病院肺がん治療センター 特任教授
成田赤十字病院 呼吸器外科部長